ここがすごい4選!2024年から生まれ変わるNISA

NISA
この記事は約5分で読めます。

2024年1月からNISAは新NISAとなります。

制度内容がガラリと見直され、内容も新しくなることが決まっています。
今回の記事では新NISAについて「ここがすごい!」と思うポイントを4つにまとめました。

それではどうぞ!

NISAと新NISA、どう変わるの?

まずは、NISAについて簡単に説明です。
NISAとは2014年から開始している個人向け税制優遇の制度です。

制度内容の見直しにより、創設から10年目となる2024年1月より内容が生まれ変わります。

NISAと新NISAの比較図


いままでと大きく制度内容が変わったことがわかると思います。

変更内容を今までとこれからの内容で比べ、内容がとても改良されたと考えています。
どのあたりが良い変更ポイントなのか、次で説明をしていきます。

新NISAのここがGOODポイント4選

ここでは改良されたポイントについて、
具体的にどこが良い点なのかを説明していきたいと思います

つみたて投資枠と成長投資枠が併用できる

1つ目は「投資枠の併用」です。

先ほど登場した『NISAと新NISAの比較図』で表した通り、いままでのNISA(以降、旧NISA)では「つみたてNISA」と「一般NISA」のどちらで運用するか選択する必要がありました。

どちらで始めるか?という選択は、
旧NISAを始めるにあたり大きな壁になった方もいたのではないでしょうか?

新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用での運用が可能となりました。

投資できる年間金額や総使用額の上限は決められていますが、
自分の行いたい運用スタイルにより柔軟に設定できるようになった点は
GOODポイントと考えられます。

投資期限が無期限になる

2つ目は「投資期限が無期限になる」です。

旧NISAでは「つみたてNISAは20年間」「一般NISAは5年間」と期限が決められていました。

それなりに預けられる期間があるのに?と思われた人もいると思いますが、投資で一番大切なのは「複利」をいかに長く効かせるか。です。

★複利とはは別記事で説明予定★

そのため、20年、5年と決められた期間だけの運用だった旧NISAは、投資家の人々にとってマイナスの制約でした。新NISAでは期間制約が撤廃され無期限になることで、自分の好きな期間中複利を効かせることができるようになるため、とってもGOODポイントだと考えられます。

投資枠が復活できる

3つ目は「投資枠が復活できる」です。

NISA制度では、旧NISAも新NISAも預けた投資額はいつでも解約することが可能です。
投資に回していた金額は、突然お金が必要になったときにいつでも一部を解約することができるのです。安心ですね。

ただし旧NISAでは、払い戻し後も制約がありました。

旧NISAは、年間の投資できる金額(つみたて年間40万、一般年間120万)に対して
年明け1月1日で枠がリセットされて再度0円からスタートするという仕組みです。

旧NISAのしくみ

この時、運用途中でまとまった金額が必要になり投資金額の一部を解約して手元にお金を戻すとします。

すると、解約した金額枠は年をまたぐと復活することはなく、本来運用できる金額より少ない資産で運用することになります。投資とは、前のGOODポイントでも説明した通り「複利」がとても大事で、より金額が大きいほうが「複利」の恩恵も大きいため、本来運用できる金額が戻らないことは投資家の人々にとってマイナスの制約でした。

旧NISAは投資枠が復活しない

新NISAでは、旧NISAと同様に途中で解約が可能ですが
解約して空いてしまった投資枠は翌年より復活される仕組みとなりました。

新NISAは投資枠が復活できる

そのため、途中で解約した人も解約していない人も、最終的に同じ金額まで投資することが可能となるため、とってもGOODポイントだと考えられます。

総投資額の上限が増える

4つ目は「総投資額の上限増加」です。

旧NISAでは
 「つみたてNISAは年間40万円×20年間=800万円
 「一般NISAは年間120万×5年=600万円
の上限でした。

今までの説明で何度か触れた通り「複利」をより有効活用するためには、より投資する金額が大きいほうが「複利」の恩恵も大きいという投資の前提ルールがあります。

新NISAでは
 「つみたて投資枠で年間120万円まで
 「成長投資枠で年間240万円まで
と年間の上限額が上がり、且つ成長投資枠とつみたて投資枠は自分の好みの割合で投資することができるため、年間360万円まで投資することが可能です。
※期間は無期限ですが、投資できる総金額は合わせて1800万円までとなります。


つまり、運用できる投資額の上限値が上がったことでより「複利」の恩恵が受けられるようになるため、とってもGOODポイントだと考えられます。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

読んでいただいた通り、いままでと大きく制度内容が変わりますが、今回の変更はより投資家の声を拾って改良されたんだなと思っています。

この機会にぜひお得な制度を活用していきたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました