2024年からNISAは新しく生まれ変わります。
成長枠とつみたて枠が併用できたり、投資額そのものの金額上限が増えたりと楽しみですね。
さて、それに伴い1つ気になることがあります。
それは「いままでのNISAはどうなっちゃうの?」という点です。
2014年から続くNISA制度、すでにNISA運用をしていた場合も
2024年より利用者全員が新しい口座を持つことになります。
いままで投資したNISAはどうなるのか?2024年からの新NISAに影響があるのか?
今回は、これらについて調べていきたいと思います。
旧NISAをふりかえる
NISAは、2014年に一般NISA、2018年につみたてNISAが開始しています。
新NISAは無期限での投資が可能ですが、旧NISAでは一般NISAの場合は5年、つみたてNISAの場合は20年と期間が決められていました。
では、この期間が満了になった場合はどうなるのか?ですが
- 終わる場合:NISA口座を終えて、課税口座に移動させる
- 続ける場合:新たにNISA口座に移動して再開する(ロールオーバー)
のどちらを選択する方式となっていました。
2024年以降、旧NISAはどうなるのか
結論から書くと「なにも変わらず運用は続けられる」です。
預けた金融資産はそのまま期間内の場合は運用が続けられます。
ただし、2023年末でいままでのNISA(旧NISA)の新規口座開設は廃止となるため「ロールオーバー」での期間延長はできません。そのため選べる選択肢は「終わる場合:NISA口座を終えて、課税口座に移動させる」の一択となります。
また、新NISAへの影響や手続きについてですが、冒頭で説明したとおり、2024年から新しいNISA口座に切り替わるため旧NISAを持っているいないに関わらず2024年からのNISA制度に影響はないです。
一般NISAの場合
一般NISAは、運用期間が「5年」となっています。
つまり、2023年を過ぎても、運用期間が5年に満たない場合は期間終了まで運用が続けられます。
例えば、2023年で満了を迎えた方は、2023年で運用終了となりますが、2023年からNISAを開始した場合は、2027年まで運用を続けることができます。
そして、すべての一般NISAユーザは2027年で運用期間が終了となります。
つみたてNISAの場合
つみたてNISAは、運用期間が「20年」となっています。
2018年からつみたてNISAが創設されたため、運用期間が20年となるのでまだ満了を迎えた方はいないと思います。そのため、期間終了まで運用が続けられます。
開始当初から運用されている方は2038年で満了を迎え、そのまま運用終了となります。2023年よりNISAを開始した場合は、2043年まで運用を続けることができます。
こちらも、すべてのつみたてNISAユーザは2043年で運用期間が終了となります。
おわりに
いかがでしたか?
すでにNISA口座をお持ちの方は、いつが満期になるのかこの機会に改めて確認しておきたいですね。
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