いよいよ新NISAの開始する2024年が迫ってきました。
そこで1つ疑問があります。
2023年までにNISAを開始している利用者は新NISAが始まるに向けて何をしないといけないのでしょうか?
この記事では、新NISAを始めるために何をすればよいか?を調べていきたいと思います。
※調べたサービスは「SBI証券」です。
新NISAの口座はどうするの?
新NISAにむけて、口座開設はどうするか?という点についてですが
「2023年までに口座を開設している申込者の場合は、新NISAの口座開設は不要」です。
詳しく説明します。
まず、口座というのは、申込者の各自が持てる投資用口座のことで、
NISAを申し込むと1人1つの口座を開設することになります。
このNISA用に用意した口座だけが、NISAの「非課税」の恩恵を受けられるということですね。
本来は1人1つのNISA口座での運用しかできないのですが、
現在NISA口座を持っている場合は、新NISA用の口座として自動で用意されることになっています。(ただし、自動作成された口座は新NISA開始までは使えません)
12/1以降に新NISAの口座が作られますが、投資は引き続き今までのNISA口座へ行われます。
その後1/1以降よりNISA口座が切り替わり、新NISAの口座へと投資額の積み立てが始まる仕組みです。
★旧NISA口座はどうなる?★については別記事で記載予定
すでにNISAユーザの場合、新NISAの口座開設は不要。念のため、サイト内の口座管理などの画面で、12/1以降に口座が用意されているか確認する
口座を自動で用意してくれるのは、利用者としても助かりますね。
投資額の設定はどうなる?
では、毎月の投資額の設定はどうなるのでしょうか?
こちらも、口座の自動開設と同様に「自動で設定が引き継がれる」ことになります。
詳しく説明します。
NISAをすでに登録している皆さんは「つみたてNISA」もしくは「一般NISA」のどちらかで投資設定を行っていると思います。これらの設定がそのまま新NISAに引き継がれる仕組みです。
成長投資枠とつみたて投資枠の違いについてはこちら
設定が自動で映ってくれるのもこれまた利用者として助かりますね。
しかし、ここで2点注意しなければいけないことがあります。
『年間投資金額が変更』『投資枠の併用が可能』による設定見直し推奨
新NISAより制度の見直しが行われました。
特にここでは以下の点に注目してみます。
・年間投資額が増えて毎月の投資可能金額上限が増えた
・成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能になった
そのほかの更新内容はこちら
旧NISAの設定のまま新NISAに引き継がれた場合、
「毎月の投資金額を変更するはずだったのに、旧NISAの金額となっている」
「成長投資枠とつみたて投資枠の並列を行おうと考えていたのに、つみたて投資だけになってる」
なんてことが起こるかもしれません。
予定通りの金額でスタートできないのはなんだかもやもやしますよね。
そうならないために、自動で引き継いだだけではなく新NISAの制度変更に合わせて自分の設定を見直しておきましょう。
SBI証券では、11/19より新NISAの設定を変更、追加することが可能になっています。
2024年開始前に事前に設定の見直しをしておきたいですね
制度内容が大きく変わるので、自分の投資予定となるように一度自分の設定見直しを。
つみたて枠と成長枠、どうやって併用活用しよう。と悩んだらこちら
一般NISAの設定は一部引き継げない可能性あり
旧NISAから新NISAに変わるにあたり、さらにもう1点気を付ける必要があります。
それは、旧NISAと新NISAで扱う銘柄が一部異なる。という点です。
注意するべきは、現在「一般NISA」を選択している利用者のみなさんです。
新NISAの成長投資枠で扱う銘柄は、一般NISAで扱う銘柄より選考基準が高く厳選された銘柄となることが決まっているため、一般NISAで扱っていたものより少なくなっています。
つまり、いままで「一般NISA」で購入していた銘柄が次の「成長投資枠」では投資対象外となる可能性もあり、そうなった場合に、新NISAへの設定がその銘柄分だけ行われないことになります。
そのため、一般NISAを選択している利用者の方は、念のため確認を行ったほうが良いと思います。
ちなみに、現在「つみたてNISA」を選択している方は、つみたて投資枠になったとしても扱う銘柄に変わりはないため、購入する対象を変える予定がなければ対象はそのままに金額だけ見直せばよいです。
一般NISA利用者のかたは、扱っている銘柄が新NISAでも対象なのかご自身の設定見直しを。
最後に
いかがでしたでしょうか?
11/19にSBI証券の新NISAのサイトがオープンし、いよいよ2024年が近づいてきたなと感じますね。
私もまだ、どのような投資で進めていこうか検討中なので、2024年開始までには決めて忘れずに設定を行いたいと思います。
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